オスプレイ飛んでいるから安全というアメリカに、日本人の命は軽いか

●バカにするにもほどがあります。26日、オスプレイの墜落事故についてアメリカ国防総省がこんな説明を日本側にしました(各紙報道)。

・4月のモロッコでの墜落については、追い風を受けての操縦ミス。

・6月のフロリダ州での墜落については、原因が現時点で推測できない。

でも…

・事故後も通常の運用が継続されており、飛行は安全だとみなされている。

・機体上の問題はない。

これが一国の政府に対してする事故原因の説明だとは。

それをそのまま沖縄や岩国に伝える防衛省も防衛省です。あすから名前を「米国防省専用通訳局」に変えたらどうでしょう。

 

●実は、オスプレイは自動回転能力がないため、民間機であれば日本でもアメリカ国内でも飛行を許可されない航空機だそうです。自動回転能力とは、ヘリコプターなどのプロペラ機でエンジンが停まってしまった場合、機体の落下で生まれる風の力でプロペラを空転させて機体を浮かし、緊急着陸する方法です。

つまり、なにかの拍子でエンストしちゃったらおしまいよ、というわけです。

この能力がないプロペラ機は、アメリカでも民間機の飛行が認められず、軍用機に限って認められています。

日本ももちろん認めていませんが、日米地位協定のもと、米軍機を特例で認めているのです(航空法第11条の適用除外)。

 

●いずれも地元は大反対しています。それでもアメリカは、7月に岩国基地へ、8月に普天間基地へ配備する方針を変えようとしません。森本防衛相いわく「もう少し納得してもらう情報が必要」で、それがなければ困難だとの立場を強調。追加情報が出ればさっそく通訳して地元に伝えるのが仕事、と考えているようです。あー。

 

●オスプレイの低空飛行訓練コースが全国に及んでいますが、沖縄県幹部は「これまでの実績から、米軍が飛行経路や時間を事前報告どおり順守するとは考えにくい」と言っています。

17日、宜野湾でオスプレイ配備に反対する市民大会が開かれ、5200人が参加しました。高校生代表で宜野湾高校1年の喜屋武雅さんが演説の中でこう言ったそうです。

「いつ墜落するか分からないオスプレイが私たちの上空を飛ぶ。その状態が私たちには大きなストレスになるでしょう」

森本大臣には期待しませんが、これを通訳してアメリカに伝えてくれる政治家は、日本の政府にいないのか。